晴雲酒造について | 武州小川の地酒蔵「手造り晴雲」 | 晴雲酒造株式会社

晴雲酒造について

晴雲酒造について

豊かな自然の恵みで醸す酒造り

晴雲酒造では1902年の創業以来、小川町の地酒蔵として地域の方々に愛していただけるお酒を念頭に品質にこだわった酒造りを行ってまいりました。
小川町の地下水は周囲の自然豊かな山々から豊富に供給され、その水質の良さは灘の宮水にも匹敵するとも言われており、また小川和紙を育んだ盆地特有の冬の冷え込みは吟醸造りに適していることから関東有数の銘醸地、「関東灘」ともよばれています。
そして晴雲酒造が使用する原料米は積極的に埼玉県産米を買い付け、その多くが地元周辺地域で収穫されたお米です。30年前より地元の無農薬米も使用し、それらの米は自社精米によって、大切に磨かれて酒造りの原料となっています。
地域の方が愛情を込めて作ったお米を、小川町らしい自然の恵みで杜氏が手間暇を惜しまず丹念に醸して生まれたお酒、それが晴雲です。

有機農業の郷

日本における有機農業の草分けである金子美登氏(霜里農場)が同氏の農場にて1971年に有機農業へ転換したことをきっかけに、小川町の有機農業が始まりました。
晴雲酒造では1988年産米から金子氏と提携し「おがわの自然酒」の製造を開始、以来30年以上にわたり小川町の有機農家さんたちとの連携を深め、また2004年より消費者の方に有機農業と酒造りの楽しさを体験して頂く「米作りから酒造りを楽しむ会」を立ち上げました。
2005年春に晴雲酒造のお酒と地元野菜をテーマにした酒蔵レストラン「自然処 玉井屋」をオープンし、生産者と消費者を結ぶ役割として有機農家さん達と共に「有機の郷 小川町」づくりに尽力しております。
2010年、小川町下里地区は、農林水産省主催「豊かなむらづくり表彰事業」において「天皇杯」を受賞し、天皇陛下も有機農業の視察として御行幸いただき、美しく豊かな郷として日本国内のみならず世界的に知られる様になりました。

自然環境と調和した産業が息づく町

小川町は関東平野の西のはずれに位置し、外秩父の緑豊かな山々に囲まれた盆地とその山あいを槻川や兜川が流れる自然の宝庫。春のカタクリ群落、桜など、四季折々の花々に恵まれています。槻川上流には、蛍の飛び交う群生地もあります。また、ユネスコ無形文化遺産に登録された和紙や建具の産地として、1300年前より周囲の自然資源を活用した産業とともに歴史を育んできました。
現在でも自然と調和した手漉和紙の工房や建具工場が息づく産業の町として、「武蔵の小京都」とも呼ばれています。

持続可能な地域のために

晴雲酒造の酒造りでは、米を精米した際に出る糠は有機農家さんの田畑で土に帰り、酒粕は焼酎の原料やご家庭の甘酒や粕汁などで食卓に上ります。併設のレストラン「自然処 玉井屋」の食品残渣は堆肥となって農作物に生まれ変わる。私たちの製品やサービスはこのように循環しています。
晴雲酒造は時代が変わっても私たちのお酒を育んでくれた地域や自然環境を大切にし、持続可能な酒造りを行ってまいります。

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