酒造りのこだわり | 武州小川の地酒蔵「手造り晴雲」 | 晴雲酒造株式会社

酒造りのこだわり

安全・安心を第一に

晴雲酒造では品質を向上させると共に、安全で安心なお酒造りを第一にしています。
日本酒はその発祥以来、自然界に存在する微生物の力を借りてお米からお酒への発酵を行ってきました。
今も基本的な発酵方法は変わりませんが、現在のお酒は発酵技術の向上や、繊細な味わいの追求のため、より高度な微生物の生育環境のコントロールが必要不可欠です。
また、丁寧に造ったおいしいお酒の味わいをお客様へお届けするために、搾ったお酒の貯蔵や瓶詰めなどにおいても同様に細かい気配りが必要です。
おいしい晴雲酒造のお酒をお客様に楽しんで頂くために、まず衛生的な酒造りの環境を整えることが必要不可欠と考え、「清潔」にこだわります。

原料について

酒造りの原料として欠かすことが出来ないものが「米」と「水」です。
主原料となり味わいとアルコールの元となる米、微生物に力を与えその蔵の酒質に大きく関わる水、そしてそれらを上質な酒へと導く気候風土がその蔵ならではのお酒を生み出します。
晴雲酒造の原料米は主に地元埼玉県産米を優先して買付を行っています。また、求める味わいに応じ「山田錦」や「美山錦」、「五百万石」などの県外の酒造好適米も厳選して調達しています。小川町の水は「灘の宮水」にも匹敵すると言われるほどミネラルが多く含有し、酵母の発酵が力強くなるためキレの良い辛口のお酒に仕上がります。厳選した米と自然の恵みの水、そして杜氏が愛情をそそぎ、晴雲酒造の酒は冬の冷え込みが厳しい小川盆地で醸されます。

誠実さをモットーに

杜氏吉原卓夫曰く、「品質第一。少しでも良い酒に近づくなら苦労は厭わない。」
本人が大の日本酒好きであるからこそ、理想の酒を追い求めて妥協無く高みを目指す姿勢に、冬の蔵の空気がより緊張感を持って張り詰めます。
酒造りで重要な行程はたくさんありますが、特に気を引き締めて取り組むのが麹造り。良い製麹のために蒸し米を担いで階段を何往復もし、朝から晩まで麹の生育具合をチェックします。奇をてらわず、「もう少し、もう少し」を積み重ねて力強い純白な米麹が生まれます。
理論と知識を礎に、培った経験と勘を巡らせ試行錯誤の繰り返し。手間暇を惜しまず誠実に酒造りに向き合って生まれる搾りたてのお酒は、まさに吉原杜氏はじめ蔵人たちの愛情そのものです。
酒は造る人の真心・誠実さが品質に反映され、飲む人に感動をもたらします。お客様に感動を提供できるようスタッフ全員で邁進しています。

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